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June 04, 2008

スカイマークエアラインズ。機長不足で欠航

スカイマークエアラインズは今月2日、機長2人が5月末に退職したため、6月2日から29日にかけて、羽田と新千歳、旭川、神戸、福岡の各空港を結ぶ4路線計168便(全運航便の約1割)が運航できなくなると、国土交通省に届け出た。

 スカイマークによると、今回退職したのは、二人とも日本人。1人は病気で、1人は契約更新がうまくいかなかった。 いずれもB737型機の機長で、運行できなくなる便はいずれも同型機の便であった。

事情を整理すると同社は設立当初からの運行機であるB767からB737へ機材を更新している最中である。日本の航空法では一便には最低一人の機長が必要で(機長+副操縦士が標準。機長二人での運航は可能であるが、副操縦士二人での運航は不可能である)、この二人の機長の退職で便の維持が不可能となったのだろう。しかしながらたった二人の機長が退職しただけでこれだけの便数が運航不能になるとは正直言って呆れる。

とにかく航空会社は各種資源が必要な事業だと思う。運航乗務員(特に機長)、客室乗務員、整備士、機材、発着枠と、どれが欠けても事業展開は困難になるし、今回のように運航不能による欠航といった事態にもなりうる。

この窮地を脱出するには機長の確保が必要であるがそうは簡単にはいかないだろう。副操縦士要因として入社した人材が定期運送用操縦士技能証明の受験資格を取得し機長になるにはそれなりの年数がかかるし、今頃機長に昇格する人は1990年代後半には航空会社に入社していなければならないだろうが、当時は採用を絞っていた時期である。外国で機長経験を持っている人を採用しようにもJCABのライセンスを持っていなければ、取得のための時間がかかる。もっとも手っ取り早いのは、「既に同型機のJCAB定期運送用操縦士ライセンスを持っている人を引き抜く」という方法だろうが、そう簡単にはいかないだろう。

やはり、「採用は計画的に」ということに尽きるし、無理のない範囲での路線展開が必要だったのだろう。

投稿者 kokuitten : June 4, 2008 09:49 PM

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