サイトホーム
« 米ジェットブルーA320型機、前輪トラブルで緊急着陸 | メイン | 全日空機、与圧トラブルで緊急降下 »

September 26, 2005

JAL機、飛行計画の承認を受けずに離陸。機長・管制官とも失念

宮崎空港で23日、福岡行きの日本航空3636便(MD81、乗客乗員計45人)が、管制官から飛行計画の承認を受けずに離陸していたことが26日分かった。機長と管制官の双方が忘れていた。8月16日にも新潟空港で日航機を巡って同様のトラブルが起きており、国土交通省と日航は26日、幹部が相次いで謝罪会見を開き、再発防止の徹底を強調した。

同便の飛行計画は福岡航空交通管制部が承認していたが、ら機長には伝えなかった。機長も承認を受けていないことに気づかないまま管制官に離陸を要求し、19時53分に離陸した。

機長は上昇中の同54分ごろ、別のレーダー管制官(宮崎空港出発管制か?)とのやりとりの中で計画の承認を受けていないことに気づき、この管制官から識別番号を与えられて飛行を継続した。離陸から識別番号を与えられるまでの1分余りの間、同便はこの状態だった。

同便は20時34分に福岡空港に到着。機長は同社に一連の経緯を報告したが、飛行場管制官は日航から連絡を受けた24日午後まで、計画の承認を伝えなかったことに気づかなかった。レーダー管制官も、飛行場管制官のミスに気づかないまま識別番号を与えていた。

 先月16日に起きた新潟空港のトラブルと同様、管制官も機長も「失念していた」などと話しているという。その後、再発防止のため、国交省と日航は手順を書いたチェックリストなどを導入したが、今回の管制官も機長も、リストを正しく記入していなかった。

これで今年二度目だが、あまりにも当たり前の手順を忘れるとは正直言ってあきれる。おそらく羽田空港のように飛行計画の承認専門の管制官(デリバリー管制)がいるわけではなく、かといって一日数便しか便がなく、一人の管制官(管制情報官)が時間に追われず一機の面倒を見れるわけではない空港でこのようなミスが起こるのだろう。

羽田空港のような混雑空港の場合、デリバリー管制(飛行計画承認担当)・グランド管制(誘導路等地上走行担当)・タワー管制(離着陸担当)・ディパーチャー管制(離陸後の出発機担当)・アプローチ(レーダー)管制(着陸前の進入機担当)と分かれているが、それほど混雑しない空港の場合は一人で何役かこなさなければならないケースがある(例としてはデリバリー兼グランド兼タワー管制、ディパーチャー兼アプローチ管制など)がおそらくミスが起こるのはこのケースだろうと思われ、何らかの対策が必要であろう。

一方、航空機乗員側の方がなぜ気付かなかったのだろうかについては非常に疑問である。これがニューヨーク・ケネディ空港やシカゴ・オヘア空港のような巨大空港であれば、「誘導路等の確認に気を取られ・・・」ということもありえるかとは思うが、宮崎空港が巨大空港であるとは到底思えない。なぜ失念してしまったのか理解に苦しむ。

投稿者 kokuitten : September 26, 2005 11:02 PM

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://WWW.kokuitten.com/travelbyair/mt/mt-tb.cgi/43

コメント

コメントしてください




保存しますか?