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知ってて安心「空の旅」−離陸から上昇まで
離陸滑走中のトラブル
万一離陸滑走中に機体にトラブルが発生した場合はどうするのでしょうか?特にエンジンの場合は加速に影響が出るために重大です。ではトラブルが発生した時は常に離陸を中止すればいいのかといえばそうはいきません。なぜかといえば滑走路の長さは国内の場合、成田空港の「4000m」を上限として決まっているからです。つまりあまりにも速度が速くなってしまうと、残った滑走路で止まりきれずにオーバーラン事故を起こしてしまいます(実際に福岡空港でガルーダ・インドネシア航空がこの種の事故を起こしました)。そこである程度まで速度が上がった以降はもはや止まらずに一旦離陸してしまい、その後処置をして再び戻ってくるか、あるいは別の空港に向かうか判断することになります。そしてこの離陸を中止するか続行するかを判断する速度を「V1」と名づけています。ちなみに航空機のエンジンは仮に離陸滑走中に1基がダメになってもその時に「V1」を超えてさえいれば十分離陸できる程度の強力なエンジンを搭載しているので心配することはありません(逆にいえば、「V1」以前にエンジンが故障した場合は残った滑走路で滑走を続けても離陸するのに十分な揚力(浮力のことです)を得ることができないため、この場合は逆に離陸を中止しなければなりません。その場合は車輪のブレーキもエンジンの逆噴射も最大限にかけるため、かなりの急ブレーキとなります)。
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