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知ってて安心「空の旅」−巡航中で
巡航高度について
この項目まで説明していませんでしたが、航空便の運航は基本的に「離陸−上昇−巡航−降下−着陸」の五つの段階に別けられます。この中の巡航における巡航高度ですが、航空機の場合は基本的に高高度の方が抵抗が少なく、燃費も良くなります。ただ、4万1千フィートを超える高度では、運航乗務員が常に酸素マスクを装着することが義務付けられているため、概ね3万フィートから4万1千フィートの間で巡航します。ただし、東京−大阪線などの近距離路線では、機内サービスの時間をとるために低い高度で巡航することもあります。その時の飛行での巡航高度は出発前の打ち合わせで、揺れ等の気象条件や、重量を考慮して決められることとなります。
巡航中のエンジン音の変化
この打ち合わせで決められた巡航高度ですが、国内線などの近距離路線ではその高度まで一気に上がっていくことができます。しかし、国際線などの長距離路線ではそうは行きません、機体が重い状態ではいきなり高高度まで上がることはできません。そこで最初は2万8千フィートなどの比較的低い高度で巡航飛行に移る事となります。しかし本来は高高度の方が空気抵抗が低いです。そこである程度飛行して燃料を消費し気体が軽くなったところで、再び上昇してより高い高度へ移っていきます。これが「ステップアップクライム」と呼ばれる方式で、長距離国際線などではそれを何度か繰り返し、階段状に上昇していくことになります。上昇していくためにはエンジン推力を上げなければなりませんから、結果として巡航中にエンジン音が変化するということになります。
まとめると、巡航中にエンジン音が(わずかですが)大きくなったときは次の巡航高度へと上昇している時で、エンジン音が元に戻った時は上昇が終わり新たな巡航高度で巡航を始めたときということとなります。
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